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ホルムアルデヒドマルチモニター

ホルムアルデヒドは、防腐剤や塗料、家具や繊維製品など人々の身近なところで使用されている一方で、アレルギーの原因物質であるだけでなく、発ガン性を示す物質として分類されています。
そのホルムアルデヒドの濃度を高精度かつ簡便に測定できる機器を製品化しました。

特徴
  • 3つのモードで「高精度」「簡便」「多彩」な測定
  • 持ち運び便利なモニター本体と、脱着可能な小型ホルムアルデヒドセンサ(43 × 17 × 4mm)の構成
  • 測定に吸引が不要なため、ホルムアルデヒドセンサ単体だけで測定することが可能
  • モニター本体に装着した状態で、動態の連続モニタリングが可能
  • ホルムアルデヒドセンサは、繰り返し使用することが可能
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ホルムアルデヒドマルチモニターとホルムセンサ

測定方法のバリエーション

通常測定:ホルムアルデヒドセンサを本体ユニットに装着して測定
モニター本体にホルムアルデヒドセンサを装着した状態で、30分間測定や60分間測定が可能です。モニター本体も小型軽量で、測定場所の移動も簡単です。
多点測定:ホルムアルデヒドセンサ単体で測定し、本体ユニットで読み込み
多点測定
ホルムアルデヒドセンサ単体での測定が可能なため、多点同時測定を簡便に実現します。
モニター本体でホルムアルデヒドセンサの初期値をメモリーし、センサ単体での現場測定後に回収してモニター本体で濃度を判定します。(最大 250 件までメモリーが可能)
ホルムアルデヒドセンサで多数の部屋を測定し、1体の本体ユニットで測定管理可能
連続測定:ホルムアルデヒドセンサを本体ユニットに装着して測定
モニター本体にホルムアルデヒドセンサを装着した状態で、連続測定が可能です。時間経過に伴う ホルムアルデヒドの濃度の変化、動態を連続モニタリングすることができます。

付属の専用ソフトを使用すれば、本体に保存されたデータをPC へ転送することが可能です。

付属の専用ソフトを使用すれば、本体に保存されたデータをPC へ転送することが可能

設置方法

厚生労働省により提示されている室内空気中化学物質の測定マニュアルでは、試料採取場所は部屋の中央付近の少なくとも壁から1m以上離した高さ1.2 ~ 1.5mの位置に設定するとされています。モニター本体を写真のような1.2m長の三脚に取り付けて頂ければ対応が可能です。尚、センサ単体での測定も可能です。三脚に取り付ける、もしくは天井から吊り下げるなどして使用頂けます。

多点測定事例

多点測定事例
(センサフィルタ装着時)

通常・連続測定事例

通常・連続測定事例
(市販のカメラ用三脚に固定)

 

Model FMM-MD
検知原理 光電光度法
濃度検出範囲 20 〜 1,000ppb
表示分解能 1ppb
濃度単位表示 ppb、もしくはμg/m3
表示 LCD表示(128 × 64 グラフィックモノクロLCD)
サンプリング方式 受動拡散方式
使用温湿度範囲 -10℃ ~ 40℃ / 20 ~ 90%(結露なきこと)
本体記録数 センサ:250個分 / データ:4500データ
供給電源 単3電池×2、及び付属ACアダプタ
標準付属品
  • ホルムアルデヒドセンサ(センサフィルタ付、5枚)
  • USBケーブル
  • データファイリングソフト
  • ACアダプタ
  • 単3形アルカリ乾電池(2本)
別売品
  • 【追加購入用】ホルムアルデヒドセンサ(センサフィルタ付、5枚/セット)

ホルムアルデヒドとは

ホルムアルデヒドは刺激臭を放つ無色の気体です。シックハウス症候群を引き起こす化学物質の一つとして広く知られています。アレルギーの原因物質であるだけでなく、目や鼻の粘膜を刺激したり、喉などの炎症を引き起こします。ホルムアルデヒド濃度は、人々が健康的な生活を送るために管理すべき室内空気質の重要な要素の一つと言えます。

使用用途

ホルムアルデヒドは、古くから色んな材料や製造過程にて使用されてきました。主に防腐剤や塗料などに用いられ、建材や家具、繊維製品などに含まれています。人々の生活の身近なところでホルムアルデヒドは使用されているのです。

人体への影響

ホルムアルデヒド濃度が約0.05ppmに達すると、人間は臭いを感じます。それ以上高濃度になると、0.2ppm程度で目を刺激し、2ppm程度で鼻や喉を刺激すると言われています。10ppmを超えると正常な呼吸が困難になります。また、国際がん研究機関(IARC)は、ホルムアルデヒドを「人に対して発がん性を示す」化学物質として評価・分類しています。

濃度指針値

居室内の許容気中濃度については、日本の厚生労働省が、WHOの健康影響評価によるホルムアルデヒドの気中濃度に関するガイドラインを参考に、30分平均値で0.1mg/m3以下という、居住環境におけるホルムアルデヒドの室内濃度指針値を出しています。この数値を百万分率で表すと、室温25度の換算で、約0.08ppmに相当します。

測定範囲は?

20ppb~1,000ppbです。30分測定の場合、1,000ppbの計測が可能ですが、24時間測定の場合ですと、約240ppbの環境が上限となります。

光源には何を使用していますか?

LEDを使用しています。

光源が劣化した際に測定精度に影響を及ぼしますか?

リファレンス部と変色部の吸光度の差分を見ることで、光源劣化の影響を排除して長期測定を可能にしています。

湿度による影響はありますか?

センサ素子自体は湿度(水分)の影響を受けますので、LEDで湿度(水分)による影響をモニタリングしています。その影響を演算により算出して濃度変換に反映させています。

干渉ガスによる影響は?

他のガスに対する反応は極めて小さいです。(下記実験データ参照)
反応があったとしても、それはルチジン誘導体の生成(比色変化)ではなく、センサ部(多孔質ガラス)への付着による吸光度変化によるものです。

干渉ガスによる影響
物質名 濃度/暴露時間 FMM-MD指示値(ppb)
ベンゼン 2000ppm/8h 0(<10)
トルエン 2000ppm/8h 0(<10)
キシレン 2000ppm/8h 0(<10)
エチルベンゼン 2000ppm/8h 0(<10)
メタノール 2000ppm/8h 0(<10)
エタノール 2000ppm/8h 0(<10)
1-ブタノール 2000ppm/8h 0(<10)
2-メチル-3-ブテン-2-オール 2000ppm/8h 0(<10)
アセトン 2000ppm/8h 0(<10)
2-ブタノール 2000ppm/8h 0(<10)
酢酸 2000ppm/8h 0(<10)
酢酸エチル 2000ppm/8h 0(<10)
イソプレン 2000ppm/8h 0(<10)
αピネン 2000ppm/8h 0(<10)
βピネン 2000ppm/8h 0(<10)
クロロホルム 25ppm/5h 69
リモネン 200ppm/8h 9(<10)
スチレン 200ppm/8h 13
プロピオンアルデヒド 200ppm/8h 13
n-ノニルアルデヒド 200ppm/8h 13
ベンズアルデヒド 200ppm/8h 9(<10)
アセトアルデヒド 200ppm/8h 22
二酸化窒素 1ppm/1h -42(<10)
二酸化硫黄 1ppm/1h -2(<10)

表示単位は?

ppbとμg/m3の表示切替機能を持っています。ppbからμg/m3への変換に必要なパラメーターである気温は、本体に内蔵の温度センサにより取得します。従って、本体に装着した状態で測定するときは、30分毎の気温データが用いられて測定時の環境を演算に反映させることができます。しかしながら、多点測定モードにてセンサ単体で測定する場合は、本体から気温データを取得することができないので、測定環境の温度を本体に手入力をすることで、演算精度を高めることができます。

※多点測定モードにてセンサ単体で測定を行う場合は、別途温度を測定されることを推奨します。環境の温度を手入力されない場合は、演算の正確性が損なわれることがあります。

センサの使用限度は?

30分測定(60分の事前暴露時間を加算して)の場合、80ppbレベルの環境で約50回使用が可能です。
1,000ppbレベルの環境では、同じく30分測定(+事前暴露60分)が4回可能です。 一方で、パッシブ測定法に相当する24時間測定の場合は、暴露時間の積算に応じて反応が進むため、使用回数は減ります。多点測定の場合は最高150ppbレベルの環境で24時間測定が1回可能、連続測定の場合は80ppbレベルの環境で24時間測定が3回可能です。

測定環境条件は?

①使用温度範囲 -10 ~ 40℃
②使用湿度範囲 -10℃ ~ 40℃/20 ~ 90%(結露なきこと)
③保存温度範囲 -20 ~ 50℃(ホルムセンサを除く)
④保存湿度範囲 90%rh以下(結露なきこと、ホルムセンサを除く)
⑤ホルムセンサ
の保存温度範囲
0 ~ 30℃
⑥ホルムセンサ
の保存湿度範囲
80%rh以下
⑦使用上の注意 (1) 使用温度・湿度範囲、保存温度・湿度範囲を超えての使用は避けて下さい。
(2) 誘導傷害が多く、静電気、磁気、ノイズが発生しやすい場所・環境への設置および使用は避けて下さい。
(3) 防水、防滴構造にはなっておりません。雨等の水滴がかかる場所への設置および使用は避けて下さい。
(4) 屋外への設置および使用は避けて下さい。
(5) 太陽光の直射日光や強い光が直接照射される場所への設置および使用は避けて下さい。
(6) ホルムセンサはセンサフィルタを装着した上でアルミシールに入れ、密封状態で冷暗所(25℃以下)にて保管して下さい。
(7) ホルムセンサを使用するときは、周囲温度になじんでから開封して下さい。

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