TALK先輩×後輩 座談会
食品部 神戸営業グループ※のチームリーダーと若手メンバーの3人が集まり、神栄での仕事や社風、
そして商社が担う役割についてそれぞれの立場から意見を交換しました。
現役社員が自分たちの仕事についてありのままを語る座談会です。
※ 西日本エリアに冷凍食品の販売を行う部署
神戸営業グループのチームリーダー。自らも営業として担当顧客を受け持つ他、水産品の販売統括業務、チームメンバーのマネジメントを手掛けている。今回の座談会に参加した石本の直属の上司でもある。
入社4年目、行動力と強いハートが魅力の営業担当として、今後のさらなる活躍が期待されるホープ。国内外から仕入れた商材を提案営業している。公私ともに面倒見のいい頼れる先輩。
入社2年目、先輩から引き継いだ取引先に提案営業する他、新規取引先の開拓も任されている若手社員。まだまだ学ぶことが多く、和田リーダーの下で勉強する毎日を送っている。

知識と知識がつながり、
新しい提案が生まれていく
- 私はまだ2年目で分からないことが多く、期待されているだけの成果を残していけるか不安なんです。経験豊富なお二人から、何かアドバイスがあればぜひお願いします!
- そんなに不安にならなくても、最初のうちは失敗したり、思うように結果が出ないのは、想定済みだから安心していいよ。2~3年目にはしっかりと数字が残せるようになるから、心配はいらない。大切なのは、目の前のお客様に真摯に向き合って誠実に対応すること。そういう経験を積み重ねるから成長できるのであって、本当の営業のおもしろさが分かるのは、5年目ぐらいからじゃないかな。
- 例えば、どんな風になると仕事がおもしろくなるんですか?
- 経験が浅いうちは点でしかなかった知識が、他の知識とつながって線になると、それまでは気づかなかったことが分かったりするものなんだ。「あのお客様に、こんな商材を提案してみると、こうした結果が得られるかもしれない」という発想が浮かんできて、どんどんお客様にも提案できるようになるし、商談にも深く入り込めるようになっていくんだ。自分の立てた仮説による提案が思った通りに受け入れてもらえるとすごくうれしいし、自分の持ち味がどこにあるのかが分かると自信にもなって、仕事がさらにおもしろいと感じられるだろうね。
- 営業の仕事はお客様の取引実績や傾向を分析して、よりニーズに合う商品を提案していくことが大切ではあるけれど、だからといって、取引実績がある商材だけを提案すればいいというものじゃない。新しい発想や着眼点を大切にしていれば、お客様に新しい価値を提供できるかもしれない。お客様自身がまだ気づけていない、新しい提案を期待されている。そんな可能性を探っていくのが、人とモノと情報をつなぐ商社営業の醍醐味の1つと言えるだろうね。

チームワークがあるから、
新しいことにチャレンジできる
- 新しいことにチャレンジできるのは、何も提案活動に限ったことじゃない。例えば私が取り組んだのが、新しい仕入先を開拓する仕事。お客様のニーズに合わせて、海外から商材を調達するだけではなく、国内にある魅力的な商材を見つけ出すことも営業の大切な仕事なんだ。
- 私はまだ経験が浅いので、新しいことにチャレンジするのはとても難しいように思います。
- もちろん自分1人でできる仕事には限界がある。だからこそチームワークがとても大切なんだ。私が開拓した仕入先では、一定以上の発注数量が条件になっていたんだけど、お客様にサンプル紹介した時に大変好評で、どうしても新商品として扱いたかった。私個人はもちろん神戸営業グループが担当するお客様だけではさばききれない量だったから、東京・名古屋・福岡にある他の拠点でも取り扱ってもらえるよう働きかけたことで、条件をクリアすることができた。お客様に喜んでもらえたことはもちろん、皆に快く協力してもらえたこともとてもうれしかったよ。
- 同じ目標に向かって進むチームワークが、個人の新しいチャレンジを可能にしていると言えるだろうね。食品部では、勤務している拠点が違っても、担当している商材が違っても、目標を達成するという意識を全員で共有できていると感じる。営業は自分の担当するお客様には一人で対峙しなければならないけれども、困難にぶつかったときに、共に乗り越えようとしてくれる雰囲気が職場にあるのは心強いね。

産地と工場とお客様をつなぐ
「ものづくり商社」
- 商社の仕事と聞くと、バリバリ英語を使って、海外企業とやり取りするような仕事をイメージする人が多いかな。もちろん神栄にもそうした一面があり、私自身も普段から中国の企業とやり取りしながら仕事をしているし、他に東南アジアやヨーロッパなど英語圏の企業と仕事をしている社員もいる。けれども、私たちの仕事は海外だけに目を向けていてはいけないんだ。
- 神栄は「ものづくり商社」を自負していますからね。
- 「ものづくり商社」だからこそ、海外との取引が重要ではないのですか?
- 神栄は、「産地と工場とお客様をつなぐ仕組みを作り出す企業」なんだ。すでに形ある商品をお客様に提供するだけではなく、お客様が求めることの1つひとつに応えるため、今までになかった商品や商流をオーダーメイドで作り上げて提供していく。そのためには、お客様やその先の一般消費者のニーズは何なのかを見定めることが重要なんだよ。そこを起点にものづくりが始まるからね。
- もちろん、世界中から原料や材料を調達でき、品質の高い加工や製造を可能にする協力工場との信頼関係があるからこそ可能なことだけど、いかにマーケットのニーズを吸い上げて、それを形にしていけるかは、私たち営業の腕の見せ所だね。
- 神栄の営業として、お客様に応えるということがどういうことか、分かった気がします。入社してこの1年でたくさんの知識を得たと思っていましたが、次は、それをつなげて使いこなすことを目標に頑張っていきます!
- おもしろいことや感動することをこれからたくさん経験できるはずだから、しっかりと自分の仕事に向き合っていって欲しい。期待しているよ!
