社員紹介(物資営業)
「モノ」から「コト」へ。
相手のニーズに合わせたコンサルティングで、
付加価値の高い商材を提供していく。
神栄株式会社
産業資材部 営業1グループ
マネージャー(取材当時)
右馬埜 宏1997年 入社
#01
現在の仕事
現在は産業資材部 営業1グループのマネージャーとして、海外コンサルティング事業の推進に関わっています。私が所属する産業資材部は、神栄が手掛ける4つの事業の中でも、最も一般的な商社のイメージに近い事業を行っている部署です。海外にある優れた商品やサービスを見つけ、国内に輸入して普及させていくことが一般的な商社の仕事ですが、私たちが扱うのは単なるモノやサービスに限りません。モノではなくコトを売る仕事と言えるでしょう。
例えば、防災関連の事業の場合。日本には災害や防災に対して、世界でも類を見ないほど優れた技術があります。神栄では、防災工事に必要な機械や資材を海外に輸出するのと併せて、防災技術全般のコンサルティングサービスまでも提供しているのです。
どんなに高性能な機械や資材があっても、正しい使い方をしなければ宝の持ち腐れになってしまいます。防災に関する分析を行い、最も効果的な対策工法の提案から、工事計画の立案までを、国内外のパートナーによる共同プロジェクトとして進めていくのです。形あるモノを扱うだけでなく、相手に合わせたコーディネーションまでを手掛け、最適な形で技術や商材を提供していくのが、産業資材部での仕事です。
#02入社理由・これまでの仕事
大学卒業後に中国へ語学留学をしていたこともあり、日本と世界をつなぐ仕事をしたいと思って神栄に入社しました。神栄では、若いうちから海外出張などを経験でき、グローバルに活躍できる点が大きな魅力です。中でも産業資材部の場合、入社10年目までの若手社員がチームを組んで、戦略の立案からマーケティング・販売までをチームメンバーで担当します。
輸入・輸出に関わるビジネスには、情報を収集するネットワークと経験・ノウハウが問われますが、若手メンバーたちが事業の中核を担えるのは、他社が手を付けていない潜在的ニーズがある分野での事業を強みとしているからです。メジャーなマーケットではなく、あえて他社が参入していない分野に目を付け、手付かずのマーケットを開拓していくことを神栄は得意としています。
ロシアや中央アジアなどに独自のネットワークを構築しているのは、神栄の大きな強みです。そして、海外で見つけた商材に付加価値を加えて国内で普及させていくノウハウがあります。またその逆に、日本の優れた技術や知的財産を海外で普及させることも可能です。独自性に優れた事業を自分たちの手で作り上げていける点が、産業資材部の仕事の魅力と言えるのではないでしょうか。
#03
仕事のやりがい・エピソード
産業資材部では、新しい商材を見つけビジネスとして成立させていくことが必要ですから、海外出張はとても大切にしています。若いうちから世界のマーケットを知り、自分の目で見て、肌で感じて、良いものを見極める力を養わないといけません。
今はインターネットのおかげで世界がとても身近な存在になりました。いつでも、どこにいても、必要な情報が手に入る時代です。しかし、私たち商社の仕事は、それでは成り立ちません。商社が持っている情報が、インターネット上で得られるものと同じでは価値がないのです。
どんなに大変でも、自分の足で情報を集め、現地で体験しなければ、新しいモノを見つけ出すこと、あるいは生み出すことはできないと思います。そういう意味では、フットワークが軽く、世界のいろんな物事に興味を持てる人は、大きなやりがいを感じられるのではないでしょうか。
ビジネスのヒントは、どこに隠れているかわかりません。どんな形で出会いがあるかもわかりません。人脈を通して発見することもあれば、自らの体験の中からアイデアが生まれることもあるでしょう。誰もやってみようと思わなかったコトやモノに注目して、それがマーケットに受け入れられた時に得られる爽快感は、他の仕事では味わえないものです。敷かれたレールに乗るのではなく、自分で新しい道を切り開いていく方がきっと活躍できると思います。そんな仕事だけに、好奇心と語学力が大いに役立ちます。
#04今後の目標
私自身の今後というよりも、次の世代を担っていく若い人たちに大きなチャンスをつかんで欲しいと思っています。世界が急激にグローバル化していく中では、今までと同じやり方・感覚では周りから取り残されてしまいます。競争するべき相手は、国内ではなく海外にこそ多くいるのです。だからこそ、世界の常識に触れ、いろんなことを体験しながら、斬新な発想力を養っていって欲しいですね。
これからのマーケットはますます多様化していきますから、神栄では社員にいろんな仕事を任せていくようにしています。私も電子事業で海外赴任などを経験して、今の部署に異動してきました。1つの専門分野を極めるのもおもしろいですが、変化に富んだキャリア形成していく道も魅力的です。神栄の人事制度はとてもフェアにできていますから、誰もが新しいチャンスをつかむことが十分にできます。特定の分野にこだわらずに、いろんなモノを見たり、体験したりしながら、1人ひとりの自分だけのキャリアを描いていけるよう、後方から支援していきたいと思います。
#05入社してから現在まで
入社後は、電子部門に配属となり、東京で電子部品の国内営業を経験しました。主に東日本の電機・電子メーカーをお客様として担当し、営業の基礎を学びました。その後、香港支店に異動し、中国・台湾・香港を中心に、日本・マレーシアの工場と連携して、現地企業との取引を担当。約12年の海外勤務を経て、2013年から産業資材部に在籍しています。海外コンサルティング事業の推進役として、防災関連やインフラ整備、食品関連のコンサルティングサービスに携わっています。
- # Work Flow
スタンダードな1日の流れ -
9:00 朝礼、メールチェック、部下とミーティング 10:00 お客様との打ち合わせ 12:00 昼休憩 13:00 社内にて各種資料の作成など 15:00 海外の現地チームとの電話会議 18:00 業務終了 ※時差の関係上、海外との会議が遅い時間になることもあります。 - # Private
プライベート - スポーツでもグルメでも、いろんなことに興味があるのですが、多趣味すぎて長続きしないのが残念なところです。海外赴任中は、香港のおいしい料理をお客様と一緒に楽しみました。仕事でのお付き合いとは言え、とても良い友好関係を築けました。もちろん家族との時間も大切にしています。休日は家族サービスの時間もきちんと取って、家族の理解があるからこそ仕事も頑張れていると思います。