社員紹介(電子営業)
1つひとつの製品に思いを込め、
モノづくりを通して社会に貢献する。
神栄テクノロジー株式会社
環境機器事業部長(取材当時)
天野 宏信2007年 入社
#01
現在の仕事
神栄の電子事業は、他の事業とは違って、完全なメーカー部門です。電子部品・計測器・大型試験機などを自社で開発・製造・販売することが、基本的なビジネスモデルです。
私が所属する神栄テクノロジーでは、湿度センサやホコリセンサなどのセンサ製品、そして各種計測器を扱っています。その多くの製品が、家電や自動車など皆さんの身近なところにある製品に使われていて、お客様は有名なメーカー様ばかりです。加湿器や自動車に使用されている湿度センサや、空気清浄機に搭載されているホコリセンサは、すべて神栄の技術力から生まれたもの。産業分野でもたくさんの用途に使用されています。私が部長を務める営業部では16名のメンバーが活躍しており、私はその指導・育成をはじめ、部全体の業績管理や計画の策定などを任せてもらっています。
電子事業では、その他にも映像・音響機器や照明器具などに欠かせないフィルムコンデンサや、衝撃・落下の状態を可視化するための試験装置や計測器の開発・製造も行っています。
#02入社理由・これまでの仕事
メーカーである電子部門にて仕事をしていますが、私自身は文系出身です。電気や電子の勉強を専門的に学んだ経験はありませんが、自社で製品を開発し、自分たちの手で市場に流通させていく仕事には大きな魅力を感じています。1つの製品を作り上げ、お客様の手に渡るまでには、本当にたくさんのプロセスがあり、それ以上に多くの人が関わっています。それだけに、製品1つひとつに作り手側の思いが込められていて、みんなと一緒にモノづくりに携わっていく喜びが味わえる仕事です。
また一方で、競合となる企業が数多くいる業界でもあります。国内メーカーだけが競合とは限りません。中国や韓国などの海外企業も、開発力や生産技術力を蓄積して脅威となってきています。特に近年は中国に競合メーカーが乱立し、競争はさらに激しくなっています。そうしたマーケットの中でお客様からの信用を勝ち得ていくには、長期の使用に耐え得る信頼性の高い製品を供給し、細かな技術サポートとともにニーズに応えていくことが欠かせません。神栄には、センサやコンデンサなどの電子事業で業界をリードしてきた実績とノウハウ、開発力がありますから、こうした強みを生かして、事業展開できるところが楽しいですね。
#03
仕事のやりがい・エピソード
センサやコンデンサといった製品は、単体で役に立つものではありません。家電や自動車、産業用機械などに搭載されて初めて人の役に立つものです。それだけに仕事のやりがいが見えにくいように思えますが、例えばセンサを使用しなければ家電や自動車の自動制御は実現できません。日々、技術が進歩していく電化製品や工業製品のコアとなるモノづくりに携われることが大きなやりがいです。
また、自分たちが手掛けた製品を搭載した家電や自動車を目にした時にもやりがいを感じられます。一方で、産業用途では、例えばパンを発酵させる機械に湿度センサが使用されていたり、各種製造工程の管理に計測器が使用されていたりします。目に見えるところ・見えないところで、さまざまな形で社会に役立っている実感を得られる仕事です。
#04今後の目標
仕事を通して自己実現を図り、社会に貢献したいと考えています。私自身もそうですが、電子事業に関わる営業には文系出身の人がたくさんいます。最初は「センサって何?」というレベルからのスタートになりますが、大切なのは、何事も興味を持って仕事に取り組み、成長していく向上心を維持し続けることです。
これから電子事業は、今まで以上に海外への販路拡大が重要です。品質と性能に優れた日本製品は、海外での需要が極めて高く、十分にグローバルマーケットで戦っていけます。その最前線を担うのが私たち営業です。新しい市場で価値を創造する力、異文化への対応力などに磨きをかけて、さらなるシェア拡大を目指し、海外マーケットに挑んでいきたいと思います。
私たちのような電子関連の営業の場合、商談相手の多くがエンジニアの方々です。たとえ自分が文系出身であったとしても、技術的な知識を身に付けておかないと信用してもらえません。相手と対等に話をするには、知識を身に付けるしか方法はありませんから、まだまだ学ぶべきことはたくさんあります。若い人には製品概要だけでなく、原理や仕組みに至るまで様々なことに興味を持って、楽しみながら勉強して欲しいですね。小さな努力の積み重ねが、自分自身の成長につながっていきますから、長期的な視点を持って頑張って欲しいと思います。
#05入社してから現在まで
入社後、繊維部門で営業を経験しました。上司や先輩の営業に同行させてもらって仕事の基本を学び、段階的に担当企業も引き継ぎました。その後、人事部門に異動し、採用業務などを経験した後、今度は電子部門で営業をするチャンスがやってきました。国内外の企業との取引を手掛け、現在は16名のメンバーをマネジメントする部長を任せていただいています。
- # Work Flow
スタンダードな1日の流れ -
9:00 朝礼、部下への指示・伝達、関係部署への依頼 10:00 営業部の業績分析、計画の策定、レポート作成 12:00 昼休憩 13:00 メールチェック、部下への指示・伝達 14:00 家電・自動車業界の取引先と電話会議 15:00 社内業務 16:00 部内会議に出席 18:00 業務終了 - # Private
プライベート - 休日はしっかりと体を休めるように努めています。テレビでスポーツ観戦して過ごすことが多いですね。趣味と言えばゴルフです。神栄テクノロジーでは、年に2回、工場関係者が主体となって取引先を招いてのコンペが開催されています。福岡工場の近くのコースで和気あいあいと楽しんでいます。社内にはゴルフ好きな人が多く、プライベートでの交流も大切にしています。