STGシリーズ 高露点供給装置・記録計・湿度センサ・露点測定

神栄テクノロジー株式会社

温湿度計測機器

高露点供給装置 STGシリーズ

分流式発生装置の製造で培った飽和槽による湿潤空気発生の技術を応用し、高露点、高温高湿に特化した供給装置を開発しました。
燃料電気評価装置や、MEMSタイプ湿度センサの評価、各種素材の耐久性試験等に安定して、精密な基準空気を提供します。オプションの自動給水ユニットにより、長時間の連続運転も可能です。
試用目的や、用途に応じたカスタマイズ、特注対応のご相談も承ります。

特長

  • 35℃DP~95℃DPまで、高露点域の発生が可能

  • 高露点を発生させる場合、水の消耗量が多くなりますが、自動給水ユニットとの組み合わせでご使用いただくことで、連続して長時間の試験が実施

  • 一般空気以外の特定のガスを供給して露点設定も可能

  • 恒温水槽の温度操作により露点を設定しますので、シンプルな操作でどなたでも簡単に設定

仕様

Model STG-H (標準タイプ) STG-H-AW (自動給水タイプ)
発生露点 35~95℃DP 35~95℃DP
精度 ±0.5℃DP 35~80℃:±0.3℃DP
80~95℃:±0.5℃DP
再現性 ±0.3℃DP 35~80℃:±0.15℃DP
80~95℃:±0.3℃DP
供給流量 35~80℃:1.0L/min
80~95℃:0.4L/min
35~80℃:1.0L/min
80~95℃:0.4L/min
発生流量 80℃:2.2L/min
95℃:1.6L/min
80℃:2.2L/min
95℃:1.6L/min
装置内耐圧 大気圧~0.65MPaG 大気圧のみ
給水方法 手動 手動・自動
サイズ W400×H450×D350 W500×H450×D400

応用例

燃料電池の評価試験

燃料電池の発電効率を検証するうえで、セル内に供給する露点空気は重要なファクターになります。STG-Hシリーズは高い再現性で安定して高露点を発生することができ、評価試験の条件をシビアにコントロールできます。

引っ張り試験、粘性試験等素材の評価試験

引っ張り試験や、粘性、素材の強度試験等、水分量によって影響をうけるような素材評価の試験にもSTG-Hが供給する露点空気は最適です。高い再現性の露点空気を供給することで、信頼性の高い試験条件を提供します。

各種電子部品の耐久性試験

半導体、マイコン等の電子部品にとって厳しい条件となる高温・高湿環境を安定して供給し、高い再現性での耐久性試験を実現します。

湿度センサの開発・校正用途に

高分子式等の湿度センサの開発において、高い精度と再現性で校正用基準としてもご使用頂けます。また、センサにとって高ストレス環境を想定した高温・高湿化での耐久性試験にも長時間、安定して露点空気を供給することができます。

計測器の校正基準

安定して再現することが難しい、高露点・高湿域の校正基準空気を提供します。±0.5℃露点と高精度で、発生露点空気そのものを基準として使用することもできますし、鏡面式露点計やセンサ式湿度計基準器を参照用基準として用いて、比較校正を実施することも可能です。

使用例

精密に調整した高露点空気を安定して供給

特定の温度環境下で水分が飽和すると、相対湿度は100%rhに達します。この時の温度が空気中の水分が結露し得る温度、すなわち露点となります。高露点発生装置STGシリーズはこの原理を応用して露点空気を発生します。
精密に100%rhの飽和空気を発生させることができる飽和槽を、恒温水槽の槽内に沈めて、水槽の温度を調整することで、調整した温度相当の露点空気を発生させることができます。
発生する露点空気の精度・安定性は恒温水槽の性能に依存し、高精度且つ安定した基準空気を供給します。