特長
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「偏光度」を利用し花粉識別率約80%を実現
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吸引ファンを内蔵
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結露防止対策のヒーターを内蔵
本体説明と機能
本体説明図

- 入出力端子(CN1)
端子右側から、GND、電源DC12V、P出力、S出力、C出力 - 吸引ファン
花粉を含んだ外気をセンサ内に吸引し排気します。
仕様
Model | PS2 |
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測定方式 | 光散乱方式 |
検出粒子サイズ | 約15µm以上 |
検出濃度範囲 | 10000個/28.3L |
出力 |
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サンプリング方式 | 内蔵ファンによる吸引 |
寸法 | W71.4 × H76.4 × D36.7mm |
質量 | 約110g |
動作原理
花粉の識別に「偏光度」を利用。花粉識別率約80%※ を実現
本センサは、1つの発光部と2つの受光部によって、粒子を光学的に検知するものです。大気中には花粉と共通している大きさのほこりも浮遊しており、大きさだけでは識別は不可能なため、神栄テクノロジーではそれに加えて、粒子の形状や表面状態が反映される「偏光度」を算出することで、花粉とほこりの識別を可能にしています。
算出した粒子径と偏光度による花粉の識別は、神栄テクノロジー株式会社だけの技術です。国内外に特許申請および登録されています。当社での実験では、スギ花粉とほこりの識別率約80%を実証しています。
※検知した粒子を、花粉であるかほこりであるかを正しく識別できる率吸引ファンを内蔵
内蔵のファンにより、自然落下よりも確実でより量の多いサンプリングが可能となり、短い単位時間での積算量を算出することにより、時間帯別の花粉飛散量の比較などが可能となります。
結露防止対策のヒーターを内蔵
基本的に屋外での設置・計測となるため、センサ本体を樹脂ケースで二重に覆い、回路部分にヒーターによる結露防止策を施しております。